2020年12月6日日曜日

S社からN社への転職について

  この記事は学生フォーミュラの現役学生、OB、審査委員などの関係者によって12/1から25日まで一日一記づつリレーしていくアドベントカレンダーです。

前回の記事はWDさんの「赤字から学F始めてみた件」です。


■はじめに
 今回は関東のS社からN社への転職の際、何を考え、どんな活動をし、なぜN社を選び、今何を思うのか、について話をします。

■何を考えたか
 社会人3年目になり、仕事にも慣れてきたころ、ふと”自分のやりたかったことができているか?”という振り返りと、”改めて自分のやりたいことは何か?”を考えました。
 そして今のままで自分のやりたいことを達成できるのかも合わせて考えたとき、”まだ身が軽いうちに転職してみよう”となりました。
 ちなみに自分のやりたかった事とは、PUの出力特性で安心と愉しさを提供するという漠然としたものでした。そして3年間の社会人生活で自分のやりたい事は”乗って気持ちのいい動力特性を導き、乗り手に感動を届けること”となりました。より具体化されてきたということですね。
 そして自分が当時やっていた業務はエンジンフリクションに関する研究開発。これはこれで楽しかったのですが、PU性能への貢献が小さいこともあり、シミュレーションを活かしてPUの理想特性を考える、性能計画業務がやりたいとなったわけです。

■どんな活動をしたか
 転職活動を始めるにあたってまずやったのは自分が何をしたいのかを明確にすること、イベントに参加して業界の流れを知る事。そして各企業の求人でマッチしているものがあるかを探すことです。ちなみに求人については転職アプリで探していました。
 転職サイトの登録したりするとエージェントがついたりしますが、自分は書類の添削程度にしか使わなかったですね。非公開求人とかあんまりですし、業界の小難しい話になると理解してもらえず、あまりいい求人を提案してくれなかったですね。
 もちろん人によりますし、書類の添削だけでもかなりありがたいですけどね。
 気になる求人があったらまず書類審査を受け、面接に進みますが、新卒採用と中途採用ではこの辺りで差が出てきます。
 中途採用時は業務ポジションを特定して受けるので、その業務を任せられるだけの力があるか?という視点で見られます。業務を任せられるかどうかはものによって専門知識があるかで見られる場合もありますが、それ以外の業務遂行能力、課題対応力があるかも見られます。また、社会人3年目までは第二新卒として見てくれるところもあります。これも社会人3年目時点で転職しようと思ったポイントの一つですね。

■なぜN社を選んだか
 結論から言うとN社だからで選んだわけではなく、自分のやりたいことができそうだったからです。
 自分が採用されたポジションはパワーユニットの性能、コスト、日程を管理し、必要に応じて課題を解決していくというものでした。そしてパワーユニットの性能検討も業務内容の一つだったため、自分のやりたいことができるところは魅力でした。逆に、マネジメント業務には苦手意識が強かった為、転職してからしっかり業務をこなせるかという点はとても心配でした。
 しかし、面接を担当した現上司の「君なら絶対できる!」という言葉を信じてみようと思い内定を受託しました。

■今何を思うか
 転職してまず思ったのは、「業務内容はちゃんと理解するまで聞いておけばよかった」です。一度受けた説明でなんとなく業務内容を考え、やりたいことができそうだと思って転職をしましたが、実際の業務は想定していたものと異なり、「せっかくやりたいことがあって転職したのにやりたいことができない」という事態に陥り正直失敗したなと思いました。
 そして今重要性を感じているのは、「何気ない話ができる相手持つこと」と「素直に質問する勇気を持つこと」ですね。
 やはり慣れない環境でストレスが溜まります。それを吐き出せる先があることは精神状態を保つために必要だなと強く感じました。だからこそ「何気ない話ができる相手を持つこと」が重要だと思いました。
 そして新しい会社に入ればわからないことに囲まれます。そんな時意地やプライド、恐怖心から聞かずにいるとドンドン状況が悪化し、非常につらい状況に陥ります。だからこそ「質問する勇気を持つこと」が重要だと感じました。
 この辺り新しい環境に入った学F新入生や新社会人にも通ずる話かなと思います。


以上、自分の転職に関する話を適当に連ねてみましたが、誰かの参考になればと思います。
 



0 件のコメント:

コメントを投稿